■クリソベリル(キャッツアイ)
クリソベリルのクリソChrisはギリシャ語で「黄金」、ベリルberylは「緑柱石」の意味があるところから、和名は金緑石
(きんりょくせき)と呼ばれています。その名のとおり緑色からゴールド、イエロー、ブラウン(金色)の美しいカラー
バリエーションがあります。クリソベリルの硬度は8.5、宝石としてはダイヤモンド、コランダム(ルビー・サファイア)に
次いで三番目に硬い石であり、主な産地はスリランカ、ブラジルです。クリソベリルには、二つの変種があります。
キャッツアイ(猫目効果:シャトヤンシー)とアレキサンドライト(変色効果:チェンジ・オブ・カラー)です。
この二つに見られる特殊効果を持たないものをクリソベリルといいます。クリソベリルは変種であるアレキサンドライトや、
キャッツ効果の有るクリソベリルキャッツアイが有名ですが、クリソベリル自体も素晴らしい宝石です。 またベリルと
名前が似ていますが別物です。一般的にキャッツアイと言うとクリソベリルキャッツアイを指します
クリソベリル・キャッツ・アイは、宝石の中で最も美しい猫目効果(シャトヤンシー)を示す宝石です。光学現象によって
猫の目の瞳を細めたような外観が美しく現れ、猫目効果はクリソベリルの褐色、緑色、黄色どの色にも出ますが、
最も高く評価されるのは蜂蜜の色に似た、やや緑がかかった黄色で、ハニーイエローといわれます。自然界には
キャッツ・アイを示す宝石はこのほかにも多くありますが、絹のような光沢と鮮明な目をもった蜂蜜色のクリソベリル
キャッツアイは最も美しい猫目効果(シャトヤンシー)が現れる宝石です。東洋では、キャッツ・アイは所有者の健康を
維持し、貧乏から守ってくれると信じられ、幸運の守り神として非常に尊重されています。英国の宝石愛好家であった
トーマスP.ホープも、好んでクリソベリル宝石を蒐集していたことで知られています。英国王室はこの宝石を婚約指輪
として長い間愛好していました。アメリカの自然博物館は47.8カラットの素晴らしいクリソベリル・キャッツ・アイを所蔵展示
し誇りにしています。宝石が好きな人なら是非クリソベリル・キャッツ・アイを所有したいと願う宝石なのです。
クリソベリルは邪念や邪気といったマイナスエネルギーから守ってくれる効果が強いといわれています。また、予言の才能を
開花させる力を持つともいわれています。このことから、身を守ってくれるというよりも、危険を察知して無意識に避けることが
できる…と表現するのが正解なのかもしれませんね。豊かな生活、幸せな生活を手にするための道を指し示してくれる役割も
果たしてくれるでしょう。直感力が増す効果も挙げられますが、これも”予言の力”から派生したものだと捉えて問題ないでしょう。
〜クリソベリルのヒーリングパワー〜
○邪気・邪念から身を守る ○予言の力を開花させる ○直感力を育む
○人生や人間関係に調和をもたらす(気疲れからの解放・感情の起伏を抑える)
○幸福への道を正しく選択できる
○自己を確立に向け腰を据えて物事に取り組み確かな日々を送ることができる